メンテナンスで床を張り替える基準

2021.02.16更新

住宅のあらゆる部分に定期的なメンテナンスを行う必要がありますが、床の点検やメンテナンスも非常に重要だと言えます。実施すべき時期や価格相場などの知識を持っていない人が多いので、タイミングが遅くなったり資金が足りなかったりする問題を防ぐために、床の張り替えについて正しい知識を持つようにしましょう。

メンテナンスで床を張り替える基準を明確に示すことはできませんが、多くの場合は10年から15年が耐用年数だとされています。しかしながら、場所によっては劣化しておらず綺麗な場合もあるので、年数だけで決めることはおすすめできません。床の状態を見ながらメンテナンス時期を判断するようにすると、適切なタイミングでメンテナンスを実行することができるはずです。塗装が剥げているフローリングは湿気を吸い込んで早く傷んでしまうので、広範囲に剥がれが生じていたり湿気による劣化が見られたりするようであれば実施したほうがよいでしょう。床鳴りが激しい、フローリングが浮いてしまっている、木が痩せていると感じられる場合も実施すべきだと言えます。

フローリングの張り替えを例にあげると、6畳は6万円から18万円ほどの費用で張り替えを行うことができるケースが多いです。クッションフロアの場合は4万円から10万円、フロアタイルの場合は5万円から10万円などと、使用する素材によって価格相場は異なります。フローリングの場合は工法によっても値段が異なっており、手間がかかる根太工法の場合はさらに高い費用となるはずです。家全体の床をメンテナンスする場合は膨大な費用となってしまうはずですが、放置してしまうと木が痩せる、傾く、激しい床鳴りが起こるなどの問題が発生することになるので注意しておきましょう。

床の張り替えを行いたいと考えるのであれば、リフォーム業者や工務店に問い合わせを行うことによって、詳細な見積もりを出してもらうことがおすすめだと言えます。部屋によって床材が違っている場合や特別な工法を依頼したい場合でも、より正確な値段を教えてもらうことができるでしょう。見積もりを出さないまま依頼を行ってしまうと、広さや工法などの関係で想像以上に高い費用となってしまう可能性があるので注意が必要です。マイホームにおいて床の張り替えもとても大切なメンテナンスなので、これをしっかりと行うためにも張り替える基準や価格相場などを知っておくことが大切だと言えます。