注文住宅と建売の違いを知ろう

マイホームを購入したいと考えるのであれば、まずは注文住宅と建売住宅の違いについて詳しく知っておくことが大切だと言えるでしょう。この2つには大きな違いがあるので、あらかじめ知っておかなければ契約を行ってから、選び方を間違えたと後悔することになるかもしれません。

注文住宅と建売住宅の違いには設計の自由さをあげることができ、前者は自分たちでデザインや間取りを考えたり、いくつかの商品から組み合わせたりすることでカスタマイズしていきますが、後者の場合は既に完成されている住宅を購入するので設計を自由に決めることはできないです。また、注文住宅は建物の性能も自分たちで決めることができるので断熱材を取り入れるかどうか、グレードを高くするかなどを決定することができますが、建売住宅の場合は自由に決められないと知っておく必要があります。設計の自由度によって譲渡時期にも大きな違いが生じることになり、設計を決めるところからスタートする注文住宅は打ち合わせに数か月、建築に半年から1年が必要になるので、多くの場合は相談を始めて1年から1年半が経過しなければ家は完成しません。建売住宅の場合は完成している建物を購入するわけですから、早ければ数週間で引き渡しを行ってもらうことができますし、住宅選びに時間をかけたとしても数か月で購入できるケースが多いと言えます。

人件費価格にも違いが生じることになり、自由に設計を決めることができる注文住宅は建売住宅よりも坪単価や価格が高くなりやすいです。建売住宅の場合は、同じような建物を何軒もつくるので資材を安く調達したり、作業効率をアップさせたりすることが可能となり、材料費や人件費を削減することができます。完全自由設計の場合はオーダーメイドなのでこういった部分でのコストカットが難しく、価格が高くなりやすいことを理解しておきましょう。いくつかのデザインなどから選択するプランの場合は安くなることがありますが、それでも同じような建物であれば建売住宅のほうが安いことが多いと言えます。

注文住宅と建売住宅には様々な部分で違いがあるので、特徴を知った上で自分たちにピッタリな住まいはどちらであるか考える必要があるでしょう。違いを知らなければ住まいにこだわることができなかった、住み替えを行いたい時期に引っ越しができなかったなどの理由から後悔することになる可能性があります。満足度の高いマイホーム購入にするためにも、注文住宅と建売住宅の違いについてきちんと理解しておくことが大事です。